今回が2025年最後のコラムです。
今年はAIが完全に「日常」になった1年でしたね。「検索してもAIの概要ばかりで、サイトに人が来ない」……そんな悲鳴が多くの現場から聞こえてきました。
しかし、僕のクライアントは検索流入が減っても、売上は過去最高を記録しています。
なぜか? 1年前から「ある準備」をしていたからです。
本日は、2026年を勝ち抜くための「AI時代のWEB運用・完全版」をお届けします。少し長いですが、これからの指針になるはずです。
2025年AIの進化により変化した検索需要
1年前に想像していたAIの進化としては、正直もっと2025年で便利になると思っていたのですが、検索に与える影響がここまで大きな物になるとは予想をしていませんでした。(もう少し先なのではないか?)と考えていました。
検索から質問に変わる流れが想像以上にはやかったです。
主に検索に影響をあたえたのが以下の2つ
- 直接AIに聞く
- 検索でAIが上部を占有する
この2つが世間の検索離れ、検索結果に辿り着かない現象を起こしています。
ユーザーの行動が大きく変わっていき、その結果SEOが過去のものに変化していきました。
AIの発展による検索アクセスの変化
クライアントの中でも勿論AIの弊害が起こっています。
平均掲載順位はかわってない、でも検索アクセスが前年比30%~50%の下落が起こっています。
この下落はまさしくAIの弊害と言えるものです。
- 表示回数の下落
- クリック率の下落
この2つを合わせて検索数が30%~50%下落しているって事です。
※このコラムを書いている段階では全てのデータをまだ取り切れていませんので、表示回数の下落率、クリック率の下落率の各数字に関しては控えさせていただきます。
検索1位より重要?「AIの引用元」になるための絶対条件
この流れを乗り切る為には「AIに引用してもらう記事が有効」と言われています。
間違いありません。
その為に大事と言われている事が(専門用語で申し訳ありません)
- E-E-A-T
- 構造化データ
この2つなんですね。わかりやすくすると以下のイメージです。
「E-E-A-T = Googleから見た『この人は本物か?』という通信簿」
「構造化データ = AI達への『履歴書・職務経歴書』」
そしてしっかりと説明すると以下になります。
- Experience(経験): コンテンツ作成者がトピックについて実体験(製品使用、場所訪問など)に基づいた情報を提供しているか。
- Expertise(専門性): その分野に関する専門知識やスキルが十分にあるか。
- Authoritativeness(権威性): その分野でどれだけ認知され、権威として認められているか(情報源の信頼性)。
- Trustworthiness(信頼性): サイトやコンテンツが信頼できるか(情報が正確か、運営元が明確かなど)。
このE-E-A-TをGoogleに伝える為に必要なのが構造化データと言われています。
E-E-A-Tの観点を含めてGoogleビジネスプロフィールの運用についてのコラムも書いていますので、:今後のWEB対策を考えている人はぜひ読んでみてください。
GoogleビジネスプロフィールとSEO対策の関係性について
簡単に要約すると、Googleビジネスプロフィールに書かれている事は構造化データとして扱う内容の塊であり、同じGoogleのサービスが行っている事が重要な視点になっているって点です。
構造化データもGoogleビジネスプロフィールも実は以前から対策できていた
AIに引用させる為に構造化データとかAIOとか言われていますが、実は今始まった事ではなく数年前から進んできている内容なんですね。
WEBサイトを作成する時に構造化データを入れる事は何年も前から主流になってきました。
- E-E-A-Tの為
- 検索結果の表示面積の為
主な目的はこの2つの為に行われてきた施策であります。
数年前から「キチンと」WEBサイトを運用してきていた人は、AIの引用の為にこの分野で行う事は実はあまりなかったんですね。
E-E-A-Tが大事って事はだいぶ前から言われています。E-A-Tからの流れであれば10年程前から言われている事なんですね。
これが検索結果に大きな打撃を与える環境になり重要性が一般化されているだけに過ぎないんですね。
そしてGoogleビジネスプロフィールの記入欄は「全て埋める事」は初期から言われている事になります。
今目の前に起こっている問題は全て過去の運用で対策出来ている事だったんですね。
手法で一発を狙った運用をしていると見落としていた点であっても、「キチンとした運用」をしていると必要な事の基本は網羅出来ていたんです。
2025年は構造化データの依頼が増えた1年
WEB運用の仕事をしていて感じた事は「構造化データ」を入れて欲しいって依頼です。
各企業がWEB周りの事を調べて「構造化データ」の重要性に気付き対策を行った1年なんですね。
WEB制作で当たり前の事なのですが実装していないサイトが多いのは以下の理由が考えれます。
- 納期が短かった
- 予算が足りなかった
- 言われてない事はやらない制作
- 知らずに見積りで省いていた
WEBサイトって見た目だけの問題で考える場合が多いのですが、実はこのように裏でしかわからない場所をキチンと作っているのか?が重要になるんですね。
これがWEBサイト制作の費用が高い要素の1つにもなっています。
中には構造化データが入っている事も気付いてない企業もありました。それぐらい認識できない部分でもあります。
自分のサイトを調べて構造化データが入ってない!!大丈夫かな?と感じられた方は以下から無料相談を受け付けています。(メール・LINEでお問合わせ下さい)
構造化データとSEOの直接的因果関係はない
ここで勘違いされる内容になるのですが「構造化データとSEOに因果関係はありません」しかし「間接的にSEOに影響を与えてきます」
たまに構造化データを入れると検索順位が上がるんですよね?と質問されます。
僕も最初は関係があるのではないか?と考えていた時期もありました。しかし直接的な因果関係はありません。これはGoogleの公表でもAIに聞いても「関係ない」と答えます。
しかし、実践の場では「関係ある」とも言える状態なのですがその理由は検証の結果以下の内容です。
- 構造化データはGoogleにサイトを詳しく伝えるもの
- この段階ではどこの誰かわかっても信用度に変化はない
- ここからが施策になる(この後の記事の内容)
構造化データとSEOを簡単にまとめると、このようになり②の段階までしか達成出来ていなんですね。
「直接的な順位アップ要因ではないが、AIに認識されるための『入場チケット』である」「順位のためではなく、AI引用(AIO)のためにやる」
だから構造化データを入れるだけではSEOに変化はないって理屈なんですね。
ただし、サイトが何処に誰が何を目的に運用しているのか?などの詳細情報をGoogleに伝える事は運用の基本になる部分なので必要な事で、最低限の実装と言えます。
②までをクリアした上で③の段階が実質的に運用の効果を味わえる事になります。
ここからは③の施策に進んでいきます。
2025年に行っていた事、そして2026年に行う事などですね。
では早速続けていきます。
構造化データの威力を最大化する運用手法
ここまでで構造化データは重要であり基本のベースになる事は伝わったと思います。
次の段階は構造化データを意識してメリットを最大限受けるにはどんな運用なのか?って視点です。
2025年に運用した手法は以下の内容です。
- Google向け・ユーザー向けの記事を意図的に明確に分けた
- 記事により導線を明確に変えた
- 構造化データを全てのサイトで一致させた
- 構造化データを段階的に増やした
この4つが主な施策の内容になります。
以前から言われている事が多いのですが、この運用手法を明確に分けた事です。
僕はWEBサイトやSNSに「役割を持たせる事」を常に発信していますが、記事単体ぺージ単体にも各々の役割を与えて実践・検証していったんですね。
①と②は記事の事なのでまとめて書きます。③と④は構造化データの事なのでまとめて書きます。
では続けていきます。
更新記事の目的を明確に分ける運用

今までの記事の正解(WEBライターに依頼した時も)はSEOライティングで書く事が正解とされていて、単価も高額になる依頼になっていました。
SEOライティングが出来るか出来ないかがライターとしての仕事の生命線と言っても過言ではありませんでした。
僕も2024年までの記事ではSEOライティングをしてましたし、依頼する時も重視していた部分になります。SEOライティングではない依頼で納品して貰って、SEOライティングでリライトしてアップする事も行っていました。
この運用方法をメインにしていたんです。
目的はGoogleにもユーザーにも満足して貰える記事を発信する目的でした。
この運用手法を2025年は完全に分離して両方を取る運用ではなく、片方を取りに行く運用手法に変えました。
この結果AIからの引用に使われる事が多かったのはどっちだと思いますか?
- Googleに好まれる記事がアクセスを集めたのか
- ユーザーに好まれる記事がアクセスを集めたのか
答えは後者であり、ユーザーに好まれる記事がAI引用が多かったんですね。
この結果から僕が現時点で感じている事は「話し言葉」がAI引用では大事である事がわかりました。(今後変わるかもしれませんが2026年も方向性は変えません)
ユーザーはAIに質問する時に今までのようなキーワードの羅列ではなく話し言葉で質問します。これが相性がいい要因の一つだと考えています。
Google用とユーザー用の記事の線引き
記事の線引きですが細かく分類していたのですが、様々な結果からの現在の自分の答えをまとめます。
- 指名検索か情報の提供か
- 事実か概念か
わかりやすくまとめるとこの2つだけでした。
記事の目的が指名検索の中を想定している、またはサイト全体のGoogleからの評価を気にする記事。決まっている内容を書いていく記事に関してはSEOライティングで書きました。
結果的に構造化データとの相性がいいのはこっちの記事ではないかと思ってます。
しかしAIの引用は別の話しになるのですが、、、
それ以外はユーザーを意識した記事にしていました。
イメージとしてはこの2つの記事の書き方で以下の要素を意識してました。
- SEOライティング→会社としての信頼性
- ユーザーライティング→知識としての信頼性
※「信頼性」を「権威性」と置き換えても同じ事が言えます。
そしてSEOライティングは決まってる事実のみを書いてる記事になりますので、ここで記事下にFAQを設置していました。(構造化データの1つでもあり検索結果の面積を上げる効果があります)
決まっている事はFAQでまとめ概念的な記事はFAQ形式でまとめないって事です。
- サービスの価格
- 事業の内容
などの企業の事は企業の中での決まっている事実なのでFAQと相性がいいです。
その他にも、、、
- 太陽は東からのぼる
- 夜は暗い
- 法律は国によって違う
このような事も決まっている事なのでGoogleとのFAQとの相性がいいんですね。
逆にこの記事のような概念的要素が大きい記事はFAQとの相性はよくありません。
流入経路を意識した運用をする
ユーザー目線で書いている記事に関してはやはり検索上位に上げるのが難しく時間もかかります。この性質は最初からわかっている事なので、アクセスの流入元を変えていく必要があります。
ここで必要になるのがSNSと公式LINEからの流入になります。
SNSでリンク付きで発信、そして公式LINEのリストへの定期配信などを駆使してユーザーを記事に呼び込んでいきます。
外部での運用媒体が重要視したんですね。
そして、ここからがポイントで特に公式LINEは効いたな!と感じているのですが
ユーザーに対して「のみ」意識した文章になるので必然的に「滞在時間」とページビューが上がります。これがGoogleへの評価として後々効果が出てくるんですね。
ぺージの回遊導線も「ユーザーに向けた記事」のみで構成するようにします。
当サイトでも一番下の「あわせて読みたい」の設定ですが、特定のカテゴリのみが表示されるようにしているのですが、この仕組みをWEBサイト本体のPHPで作っちゃうんですね。
記事内のリンクも同様にユーザー向けの記事のみに限定していきます。
Googleに直接的に価値を伝える記事と、間接的に価値を伝える記事を分けた運用をしたんです。
構造化データの扱い方
正直ここからの内容は社内で行う事が難しい分野になると思います。
構造化データには取り扱いやすいものと、取り扱いが難しいものにわかれてきます。
WEBサイトに基本的な内容をいれる事は出来ますが、先ほどのFAQの例は特定の条件を満たした場合のみに実装する形になります。
わかりやすい一例をご紹介します。
構造化データで扱いが難しいのが「口コミ(review)」になります。
WEBサイトは自社管理になりますので、どこまでいっても「自称」なんですね。この「自称」が構造化データと相性が非常に悪いんです。
口コミは第三者の意見でもあるのですが、自社サイト内ではいくらでも捏造出来ますからね、、、(やってはいけませんよ)
取り扱いが難しいので構造化データとして「口コミ(review)」をまだ実装していないクライアントもいます。と言いますか比較サイトでもない自社サイトでは使わない方がいいです。
- 社内で集めたアンケートは使わない
- 口コミサイトの中でも「Google」をメインに扱う
- 個別口コミへのリンクを必ず貼る
- 口コミサイトへのリンクも貼る
この4つの部分を意識しました。
注)Googleの口コミもreviewの構造化データを自社サイトに入れるとダメ。普通の引用で他の構造化データを使い、書いている場所を証明する。
目的はGoogleにこの口コミは「自称じゃないよ。リンク先にちゃんと書いてくれてるでしょ?」って伝える目的です。
そして口コミサイトも口コミに構造化データを入れている前提は確認して行いました。同じ労力を使うならGoogleがわかりやすい構造の方がいいですよね?(だいたいは入っていますが)
このようになんでもかんでも構造化データを入れればいいのではなく、タイミング的に見送る事、状況を整える事を優先する事も視野に入れた運用が大事です。
今後の記事運用はライターで記事が書けるだけの人ではなく、構造化データも含めた運用を理解できている人に任せる方が事業の発展に直結するでしょう。
ちなみにreviewを使うのであれば御社への口コミではなく、他社の商品やサービスに対する形で紐づけてはじめて検討の余地がうまれます。

2026年のWEBサイト運用手法
2026年の運用に関しては、ここまで書いている事を全て踏まえた上で検証を繰り返しブラッシュアップしています。
それに加えて「SEOは捨てる」レベルで運用していきます。
- 「順位を上げるための小手先のSEOテクニックは捨てる」
- 「ただし、Googleに正しく情報を伝えるための作法(構造化データ等)は、AIに認識させるための『基礎教養』として当たり前にやる」
- 「攻めのSEOは捨て、守りのSEO(技術的要件)だけ完璧にする」
既にクライアントはSEOで必要な部分は網羅してるからできる事なのですが(まだ対応出来てないなら土台のSEOを作って下さいね)SEOに使う時間がもったいない、リソースをそこに使うべきではないとの判断です。
- 検索離れの世の中
- 検索してもAI概要がいる
- 検索してもGoogleビジネスプロフィールがいる
- そして広告もいる
そして検索1位がくる。
既に検索1位の価値は年々落ちています。
その代わりに力を入れる分野は、、、
AIの広告実装に備える
ここですね!実装されるかはわかりません。しかしここまで人が集まる媒体になっている時点で広告が表示される可能性は想定できる部分になります。
この流れが来た時に乗り遅れない準備に使います。
具体的には商品やサービスのLPを取りそろえる事、そして情報を細かく取っていく事になります。
いつAI広告が始まっても対応できるようにLPやWEBサイトを準備しておくんです。
LPやWEBサイトの準備には通常費用が必要になるのですが、僕の運用代行では継続サービスとしてLP作成やWEBサイトのぺージ追加を定期的に行っています。
2026年は今までの事を継続しながら状況により対応をする事をしながら、AIの広告実装に備える1年になると考えています。
ここまで長いコラムを最後まで読んでいただきありがとうございました。
