クライアントの中で2024年6月に創業し、2026年1月現在AIの紹介にほぼ100%選ばれる状態になっている事例があります。なぜ、実績も歴史もない新参者が、老舗や大手を差し置いてAIに選ばれるのか?その「手の内」を公開します。
特に派手な事を行った訳ではありませんが、AIに以下の質問をすると高確率で紹介されます
- 〇〇市でおすすめなリフォーム会社を教えて
- この辺でおすすめなリフォーム会社を教えて
- 〇〇市で評判のいいリフォーム会社教えて
- この辺で評判のいいリフォーム会社教えて
このように地域を特定して「リフォーム」のキーワードを追加すると高確率で表示されます。(リノベーションでも出ます)
しかし逆に以下の質問では紹介されません
- 〇〇市で実績豊富なリフォーム会社教えて
- この辺で実績豊富なリフォーム会社教えて
AIって正直だなーと思います。。。
その時に紹介されているのが大体3社であり多くて4社が多いかな?って印象です。
AI紹介に強いリフォーム会社の前提条件の整理
まずは、このリフォーム会社がどんな会社か前提条件の整理から始めていきましょう。
- 2024年6月に創業
- 2024年7月にWEBサイト開設
- 2024年12月よりGoogleビジネスプロフィール開始
- 2025年12月口コミ数19件
- ↑時期の評価4.9
- MEOの順位は平均9位ぐらい
- 老舗も多数・有名企業あり・新規参入も多い
この条件でAIに紹介してもらえる確率が高確率になったんですね。
決して楽な地域ではないのは伝わると思いますし、口コミが特別多い訳でもMEOで特に強い訳でもありません。しかし僕の主張は「AI引用はMAP対策が鍵」ってコラムも書いてるんですけどね。真逆に聞こえるかもしれませんが僕の理論の中では一致しています!
この辺りの考え的な事や状況的な事などは後ほど記載してますので、参考にしてください。
ではどんな対策を行なったのか?についてに続きます。
内容により取り入れる事ができない場合もあるのですが、参考になる部分は大いにあると思います。
AIに選ばれる為に行なった具体的な運用手法
このクライアントとは創業からのお付き合いで、今でも運用を任されています。元々僕はオフラインで運用代行を行なっていたのですが、この時に得意なジャンルとして「リフォーム」がありました。
その兼ね合いでお問合せをいただき、WEBサイト制作から運用代行まで一貫してご依頼をいただいたのが経緯になります。
最初のWEBサイトの構成はいかになります。
- TOPページ
- サービスページ
- 会社概要
- 利用規約
- お問合せ
この基本構成でアップしており、特にボリュームがある訳ではありませんでした。(現在のWEBサイト無料制作と同じ構成)使ってるテーマの仕様も基本機能は変わらないテーマを使っており今の無料制作も適当ではないよって伝わればいいなと思います。
ここから運用しながらページ数を増やしていき、今では十分なボリュームのあるサイトになっています。
Googleビジネスプロフィール(以下GBP)は創業事の年末の12月から運用を開始しました。
まず、この会社の正しい選択は自分で行える事を業者である僕に任せた事にあります。
これは僕が凄いと言いたい訳ではなく、GBPの登録は自分で簡単にできる作業です。しかしこの簡単な作業をプロに任せた点から始まっていたと感じています。
登録は簡単でも正確な登録はできない場合がある(Googleに向けて)
この問題をクリアできていたんですね。もちろん新規事業であれば間違いは起こりにくいのですが、プロに依頼した事でNAP(屋号・住所・電話番号)を中心とした事業情報が完全一致のノイズ無しに仕上がります。
ノイズ無しに仕上げるのは新規事業を行う場合必須と言っても過言ではありませんからね。せっかく綺麗に仕上げる事ができるタイミングなのでやらない手はないです!
前提条件をここで整えている事が強かったなーと今振り返れば思います。
構造化データに取り掛かったのがGBP登録後
個人的にこの順番を大事にしています。NAPの完全統一を行った後に構造化データの詳細を入れていく順番ですね。
今回の順番をまとめると
- WEBサイト制作時基本的な構造化データ
- GBPの登録
- 詳細な構造化データ
この順番になります。最初から拡張できるようにサイト制作をしていたので実装は簡単でした。
追加した構造化データでは以下の内容を追加しています。
- SNS・公式LINE・GBP・掲載サイトへの紐付け
- personに資格情報の記入
- serviceとproductの設定(元々はwebpageが出力)
- 問い合わせページにcontact
このような詳細部分を追加していきました。サービスにはserviceを最初から入れていてもよかったんですけどね。
ポイントはpersonの資格情報だったと思っています。彼は「宅建」「2級建築士」「1級施工管理」の資格を持っていたんですね。(正式名称ではない資格表記になっていますが構造化データでは正式名称で記載が原則です)
personの情報がAIに「おすすめ」で聞いた時に出てくるポイントになっているのではないかと思います。WEBサイトの表記も大々的に扱っていましたし、この資格を持っている人が現場を担当すると表記してましたしね。
基本の守りをしっかりと行いGoogleに伝えるべき内容を正確に出力していただけです。
資格があるからじゃん!って思った人ちょっと待ってください!!
SNSやポータルサイト登録へのこだわり
ここまでは事業者の力(資格)ですが、ここからはWEB担当の番です。確かに国家資格を複数所有しているのは強力なポイントですが、WEB担当も負けてませんよ!!
全てのSNSやポータルサイトの登録は僕が行いましたGBPだけではなく全てです。
ここにNAPが絶対にズレない表記のブレがない、塊を作る基本を作っていたんですね。
Googleは情報の一貫性を重要視します、そこに情報がブレていると問題が出てきます。
まずは各媒体で一貫した初期設定を行い、その後構造化データで情報の塊を作り信頼性を担保しにいったんですね。これは作業の優先順位的な側面もあるのでこの順番でないといけない訳ではありませんが、今の活動媒体と構造化データを繋ぐ前にはNAPの統一後行うのがいいです。
そして使う画像も全てジオタグ付きで事業所の写真を上げる事を行っていました。特に重要視されると言われてる訳ではありませんが「徹底」の一貫として行っています。
このあたりは他のコラムでも詳しく書いている部分ですので参考にして下さい。
AIに紹介される運用の考察
ここからはこれまでの内容を踏まえた考察になります。個人的考察になるのでご了承下さい。
- 新規のGBPはNAPを安定させやすい
- MAP対策はAIに有効だが要素の一つでしかない
- MEOの指標以外もAIは重視している
- SEOはほぼ考慮していない
今回のリフォーム会社の前提を踏まえるとこのような考察が成り立ちます。
SEOをほぼ考慮していないと言える理由としては「地域名+リフォーム」の検索では20位〜30位を行ったり来たりなんですね。同業が多い地域で老舗や大手が多い地域だと大変ですし、元々2025年の運用はSEO対策は行わない事でAIに振り切っていたので、、、言い訳がましいですね笑
と言いますかこれも弱者(新参者)の戦略でもあります。
やはり別軸の要素が大きいのではないかと感じています。
そしてリフォーム業の特性としてはWEB運用を力を入れている企業が少ない事、大手企業もローカルはそこまで力を入れてないこと(店舗任せ?)が重なり、基本を抑えた運用が結果に繋がったのではないかと思います。
SEOは行なっていてもAI対策にはまだ着手していないのではないかと思います。
Googleは時間を考慮する
先ほどのSEOの言い訳の続きに聞こえるかもしれませんが、Googleは時間を重視します。これはSEO時代E-E-A-Tの事から言われてきている事です。
NAPの一致を今から作る事で新規事業の戦略としては必要なのではないか?の観点でSEOは捨てAI対策に振り切った訳です。
結果的にGoogleに綺麗なデータを最初から見せる事ができたんですね。
これはAI引用のスタイルを考えると正解の道を進んでいると考えています。
AIは検索エンジンと違い相対評価ではなく絶対評価になります。詳細は以下のコラムから読んで見て下さい。
選ばれる会社がSEOより少なくなるのも特徴でありAIの紹介に早い段階で入り、その後の指標をクリアする事ができれば選ばれやすい会社として定着し周りが入れないようになるのではないかと考えてるんですね。
- 元々少ない席の奪い合い
- 紹介すると高評価
- 脱落させにくい
逆に紹介している企業が安定して満足度が高い状態にあると、AIも他の会社を紹介する必要ありませんからね。(これは言い過ぎかもしれませんが)
そしてAI紹介後に重要視している指標としては
- 滞在時間
- ページビュー
- CVR
- 最終のGoogle口コミ
この4つを指標として満足度を測っているとAIの解釈と大きくズレる事はないのではないか?と考えています。
なにはともあれまだAIの部分はブルーオーシャンと言える状態でもあり、一度AIの信用を勝ち取ると中々落ちにくい構造になっているので、先行者利益を獲得できて良かったと感じています。
ここまでは仕組みのお話ですが、今は信頼度を高めAIが紹介するのではなく「推す」為の運用の段階に入っています。またこのあたりのコラムに書ければいいなーと思います。