建具が歪んで取付・破れたクロスを貼っている!リフォーム後クレームに!!業者の言い分は?

リフォームの質問への回答

リフォームに関するブログをやっていると様々な質問を頂きますが、今回はブログ経由ではなく以前に施工をしたOBのお客様からの相談になります。

内容としてはOBのお客様のお子様のご自宅を他社がリフォームしたのですが、そのリフォームの仕上がりが可笑しいのではないか?1度時間がある時に見て頂けないか?との内容でした。

このお客様にはお世話になったので即見に行かせて頂く事にしました。
すると仕上がりはフォローのしようもないぐらい酷い仕上がりになっていました。

完全なリフォームでのクレーム案件です!

通常対応する事はしませんがOBのお客様の身内と言う事もあり今回は例外として行かせて頂きました。

マンションの床や建具を含むほぼ全面改装の内容だったのですが酷い仕上がりになっていました。

  • 建具が見た目に歪んで取りついている
  • 幅木が取りついていない箇所がある
  • 通常使わない見切り材を使っている
  • 破れたクロスを使っている

他にも細かい所はあるのですが特に酷かったのがこのポイントです。

この状態で完工金の2割を振り込むように言われていました。
見たところ完工の話しにすらならずリフォーム会社の方から手直しさせてほしいと言う内容です。

ただ頑なに「工事は終わっている」と主張されているとの事です。

このリフォームを行ったのは地域密着型のリフォーム会社でその地域では有名なリフォーム会社になります。

年間施工件数で言っても2,000件~3,000件は施工しているリフォーム会社になります。

有名で名の通ったリフォーム会社でもこのような施工をしているのが現状です。
リフォームの仕上がりは結局のところ営業マンで変わります。

そしてこの工事にはほぼ全面を改装するリフォーム工事ですが工程表が存在しません。
最初から予定として組まれている工事ではありませんでした。

工程表がない事はリフォーム工事でトラブルになりやすい内容です。
着工前に工程表は必ず頂くようにしましょう。

工程表に関するトラブルの記事は上の記事を参考にして下さい。

今回は自分が関係している現場ではありませんので写真を掲載する事はできません。

リフォーム会社の言い分

直接話しをした訳ではありません。
お子様から聞いたお話しだと踏まえて読み進めて下さい。

建具が歪んで取りついている

誰がどう見ても建具が歪んで取りついているのですが、これに対する言い分が「マンションが歪んでいるので建具も歪んでいる」との事です。どんな関係があるのでしょうか?
仮にマンションが歪んでいたとしても部屋の中で水平垂直に取付ければいいだけです。他の場所に歪みはないのにそこだけマンションの歪み通りになるのは考えれません。言い分として酷過ぎます。

幅木が取りついてない箇所がある

マンションでは床下に配管スペースを設けているのですが昔のマンションは廊下や洗面所の部分が一段上がっているマンションがあります。このマンションも洗面所が一段上がっているマンションなのですが、洗面所の出入り口部分の下だけ幅木が取りついていません。リフォーム会社の言い分としてはここは幅木を取付けない場所だそうです。
そんな事ありえませんね。

通常使わない見切り材を使っている

見切り材とは仕上がりを綺麗に見える為の物で様々な「取り合い」の部分に使われています。1つの商品を指す言葉ではなくもっと幅広い意味の言葉なのですが、通常そこには使わない見切り材を使っていました。といいますか見切り材を使う前の一手間を工程に入れず見切り材を使っているのでおかしい事になっています。リフォーム会社の言い分としては見切り材は何処にでも使える万能な物で「普通の納め方」との事です。明らかに一手間をサボった手抜き工事です。

破れたクロスを貼っている

施工の途中で破れてしまったのでしょう。そのままクロスを貼っています。話しになりませんね。リフォーム会社の言い分は工期が迫っていたのでこれが仕上がりです。貼り変えるなら追加の費用を頂きます。との事です。これは明らかに施工ミスなのでリフォーム会社がみるべき費用になります。

リフォーム会社はこのような言い分を主張しているようです。

担当の営業は新人の営業だったらしく途中からベテランの営業も加わり打ち合わせをしていったようなのですが、どちらも無責任でまともな話しにならないとの事です。

会社に電話で伝えてもベテランの営業が対応に現れ会社として対応してくれないようです。
この時の対応の内容は後ほど記載しています。

リフォーム会社ではなく結局は営業マン次第

地域では有名なリフォーム会社だから安心して契約をしたのに完全に裏切りのような工事をしています。

このような営業マンがいるからリフォーム業界のイメージが何処か「怪しい」とお客様に感じられる事になるのでしょう。
このような営業マンが地域で有名なリフォーム会社にいてるのでお客様としては本当に怖い事だと思います。

会社自体がまともでないからこのような営業マンを雇い続けているのではないか?と考えてしまいます。

有名なリフォーム会社であっても中にいてる営業マンはこのような人が混ざっています。
結局のところ会社で選ぶよりも営業マンを見て選ぶ方がいいリフォームにつながるでしょう。

営業マンの言い分もですが会社の対応も業界の闇を感じますね。

中には真面目に頑張っている営業マンもいるのですがこのような営業マンがいると印象がよくありません。
このような営業マンは会社が処分しないといけないのですがリフォーム業界は業界自体がブラックな要素を秘めているので難しいのかもしれません。

訪問販売もですが反響営業のリフォームでもこのような営業マンが混ざっています。

施主様の今後の対応

施主様は今後会社に対して抗議を続けるようです。
納得のいかない部分に対しての手直しが終わってから残りの2割の支払いをすると言ってました。

会社に対する信用がないのでできれば2割の支払いを無くしその費用で他社で手直ししたいのが本音のようです。

他社の事ですのであまり首を突っ込む事ができないのですが、まずは施工をしたリフォーム会社との話し合いが必要でしょう。

しかし現実には簡単に話しが進まない要素も含んでいます。

ベテラン営業マンの主張

簡単に話しが進まない最大の原因が「見積書」にあります。
契約書には見積ナンバーを書き「見積り通り」と記載されています。

契約書の内容は見積書ナンバー○○の内容になります。

このような意味になっています。

その見積書には詳しい施工内容が書かれていません。
建具の件に関しては建具の素取り変えの内容になっていました。

建具を解体し新しい建具を入れる内容とゆう意味です。

この見積書では建具開口部の調整が入っていないので施工をする必要が無い事になります。

そして見切り材の件では見切り材が見積りの中には含まれておらずあくまでも「サービス工事」との主張です。

幅木も見積りの量では足りなかったので「追加分をサービス」との主張です。

上の記事で見積書に無い工事をしてもらうリスクについて書いています。
サービス工事は無料でお得な感じを受けますが実は責任の所在としてリフォーム会社と言い切れない部分があります。

そもそもリフォームをするお客様はリフォームの素人です。
その素人相手に自ら作った穴だらけの見積書を盾に責任が無いと言うのは如何なものかと思います。

信頼の上の契約なのでこのように素人がわからない部分をどうこう言うのは裏切りでしかありません。

悪質な行為です。

このような言い分があるのでクロスの件に関してだけは追加で手直しをすると答えたのでしょう。

多くのリフォームの営業マンがこのような対応を取るとは思えません。
しかし中にはこのように悪質な営業マンが地域で有名なリフォーム会社にもいる事を覚えておいて下さい。

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