設備機器の大幅値上げ!商品定価以外にもお客様負担が増える要因とは??

リフォームの見積り

原材料の値上げや運送費の値上げに伴いリフォームで使う商品の定価が上がっています。
定価が上がればその分お客様負担が増える事になります。

  • 給湯器
  • レンジフード
  • ガスコンロ
  • 温水洗浄便座
  • 水栓
  • システムキッチン
  • システムバス

このような様々な商品で値上げが行われています。

以前に書きのような記事を書いています。

これは通常でも毎年世の中的に商品の値上げが行われている事を書いているのですが、今回の値上げ幅は大きく20%程の値上げになっている商品もあります。

キッチン水栓の種類によっては50%の値上げの商品もあります。

このように商品の金額が大きく上がる事からやはりリフォーム工事は思い立った時に行う方が安くリフォーム工事を行えるようになります。

最近ではクロスの値上がりも続き室内を綺麗にする内装工事の金額も上がっています。

今回の値上げでは商品定価のアップ以外にもお客様負担が増える要因が含まれています。
2つの点からお客様負担が増える事になりますのでリフォームをお考えの方には苦しい値上げになります。

水廻り4点等の工事では見積金額として15%~20%アップになっている

値上げ前に比べ水廻り4点等の工事では15%~20%アップの見積りになっています。

水廻り4点の工事とは「システムキッチン」「システムバス」「洗面台」「トイレ」の施工の事になります。

以前に300万円の予算ではどのようなリフォームが出来るのか?を記事にしました。

2022年4月に書いた記事になりますが、2022年7月の更新時現在このリフォームを300万円でリフォームをする事は難しい状態になっています。

たった3か月でリフォーム価格に差が出る事になります。

システムキッチンやシステムバスは設備機器が多く値上がりを痛感する商品になっています。
両方を含む水廻り4点のリフォームでは費用負担が大きくなります。

選ぶ商品や仕様によりますが水廻り4点のリフォーム自体は250万円ぐらいで対応可能が可能なリフォーム工事でした。

しかし現在では同仕様で287万円~300万円必要なリフォーム工事になります。

一度値上がりをすると値下げがされる事はない

当たり前の事かもしれませんが一度値上げが行われると値下げが行われる事はありません。

時間が経てば下がるとかの問題でもありません。

詳しくは今後記事にする事も考えていますが、商品の入替の時期に金額が安くなる事も基本的にはリフォーム工事ではありません。

商品価格は時間と共に高くなっていき、それに伴いお客様負担の金額は増える事になります。

リフォームをご検討の方は出来るだけ早く実行に移す事をお勧めします。

商品掛率も上がっている

一般のお客様にはわからない事になりますが、商品の掛率も上がっています。

これが商品値上げ以外に影響を及ぼす要因になっています。

掛率とは商社から商品を仕入れる割引率の事です。
今まで商品価格の30%程度で仕入れる事が出来ていた商品が40%に上がっていたりします。

以下の記事で仕入れの金額から利益率を乗せお客様へ販売している計算を具体的に行っています。
興味のある方は是非ご覧下さい。

この10%の仕入れ金額の違いはお客様負担としては大きくなります。

30%の仕入れでは53%前後の割引率で商品を提供できる事になりますが、40%の仕入れでは38%程度の割引率になります。

10%の違いなので10%じゃないの?と思われるかもしれませんが、ここにはリフォーム会社が見積りを作る時に含まれる予備原価が含まれている事が原因でお客様負担は10%以上になります。

予備原価についても上のリンク先で記載しています。

商品定価・掛率ダブルで値上げの要因となる

商品定価が上がり、リフォーム会社の仕入れの割引率も減る事になるのでダブルでお客様負担が増える原因となります。

そしてメーカー、商社、リフォーム会社と業界の中の問題として掛率自体を下げる事は難しいのも現状です。

リフォーム会社が企業努力として「なんとかする」のも難しい現状です。

今回の商品定価の値上げは確実にお客様負担が大幅に増える値上げになっています。

割引率はそのままだけで施工費が上がっている

リフォーム会社のチラシを見ていると割引率変わってないけど?
と思う事があるかもしれません。

その場合施工費を見比べて下さい。

施工費は上がっているはずです。

チラシでは割引率の大きさや金額に目がいくがちです。

そこでお客様が良く見る部分はそのままにしておいて、あまり目がいかない施工費の金額を上げる事で調整していたりします。

結局のところお客様負担が増えている現状に変わりはありません。

リフォームをお考えの方は対応はお早めに

このように商品の値上げはいつくるかわかりません。

今回のように商品の掛率も上がる場合があります。

こうなってくるとお客様負担は大幅に上がる事になるので出来るだけはやく対応する事が無難になります。

そしてリフォーム工事を考える時に何処の会社にお願いしたらいいかわからない人も多いと思います。

リフォーム工事を何回もする人は少ないので知り合いの業者がいなくて当然です。

その場合は一括見積サイトを利用し複数の見積りを取るようにして下さい。

リフォームについてのご相談がありましたら下記リンク先のメールフォームよりお願い致します。

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